クローゼットの中はどのように片づけていますか?
閉めてしまえば見えないからと、ゴチャゴチャになっていてはいざ使いたい時に、どこに物があるのかわからないという事になりかねません。
広いからとつい物を上に積み重ねてしまう収納は良くありません。
この記事では季節の衣類から使わない物まで、スペースを有効活用して使いやすくて思わず開けたくなるような、クローゼットの賢いアイデア収納術をご紹介します。
使い勝手の良いクローゼットの収納術とは?
一般家庭のクローゼットは広さの違いはあるものの、大体の形にはそれほど違いはありません。
衣類を掛けておく太いポールが上部に渡されているクローゼットは比較的使いやすく、使い勝手よくアレンジしやすいのではないでしょうか。
そして、クローゼットを開けただけで一目瞭然、
- どこに何があるのか一目で分かる事
- 取り出しやすさ
- スッキリとした見た目
- 季節ごとに分けられている
など、これらの要素が含まれている収納が使い勝手の良さと言えます。
そんなクローゼットにするためには、どんな方法やアイテムが必要なのでしょうか。
使い勝手の良いアイテムの特徴とはどんな物なのでしょうか。
クローゼットの中をすっきりさせる収納術アイテム
クローゼットの中と言えば、衣類用ハンガーや収納BOXなどが思い浮かびますが、今はそれだけではありません。
100均やホームセンターなどで手に入る物で、上手に賢くDIYをしている人も多くいます。
そのアイデアは実に豊富で、素晴らしい物ばかりです。
そんなナイスアイデアな収納術に使われている、便利アイテムをご紹介します。
クローゼット収納に使えるアイテム「メタルラック」
メタルラックはスチールでできた網状のラックです。
種類がとても豊富で、長さ、高さ、幅が多数あり用途に合わせて自由に組み立てられ、耐荷重もかなりあるのでとても収納には向いている使い勝手の良い商品です。
組み立ても簡単で、ドライバーなどは一切使わないので、女性でもすぐに作れるのが人気の特徴です。
キャスターも付けられるタイプもあるので、重宝します。
クローゼット収納に使えるアイテム「突っ張り棒」
突っ張り棒はその名の通り、壁と壁や天井と床との間を突っ張らせて使用する棒です。
耐荷重の制限によって太さが違い、色や長さの種類が豊富ですので、あらゆる場所に使用できます。
使用場所を選ばないので、それに伴い専用の付属品も多数販売されています。
突っ張り棒と専用付属品だけで、場所を取らない収納を作れるのでとても重宝され人気のあるアイテムです。
100均でも耐荷重の低い物や、細く軽い突っ張り棒が手に入るので、ちょっとしたDIYなら低コストで済むところも魅力です。
クローゼット収納に使えるアイテム「収納BOX」
収納BOXはどのご家庭にも一つはあるアイテムではないでしょうか。
サイズ、形、色の種類が豊富で、現在ではとても使いやすくなった収納BOXも販売されています。
中身が分かりやすいように半透明や透明だったり、カラフルなBOXもあり家族で色分けしたり、季節で分けて使えるので、こちらもまた定番の収納グッズの一つです。
季節や家族で分けて収納するために数を多く使用する物でもあります。
素材はプラスチック製や木製の物もありますが、価格も比較的に安価な物が多く、気軽に手に入れられるのであると便利なBOXです。
クローゼットをスッキリさせる収納術には欠かせない物の一つです。
クローゼット収納に使えるアイテム「カゴ」
カゴと言っても色々ありますが、どんなカゴでも基本的には収納に適しています。
収納する物にもよりますが、100均やホームセンターなどで収納用に使えるカゴが購入できます。
カゴの利点は何と言っても、「網状になっている事」ではないでしょうか。
そして大抵のカゴには引っ掛ける部分があり、なくてもその網状の部分がどこにでも引っ掛けられるので、意外にも使えるアイテムになります。
また金属製やプラスチック製ではなく、布製や編んであるカゴは柔らかいので重ねて使用する事はできませんが、収納BOXの上によく使う物を入れるなどして使用しましょう。
金属製やスチール製のカゴは使い勝手が良く、丈夫なので他の物と組み合わせてアレンジできます。
すのこや突っ張り棒と合わせれば、簡易的な引き出し付きの収納BOXができます。
籐のカゴも強度があるので、ある程度思い物も入れられますし、突っ張り棒とフックを組み合わせれば吊り下げながらの収納も可能です。
このようにカゴはとても便利に使えるので、クローゼットの収納術に一役かってくれるアイテムとなるのは間違いないです。
クローゼット収納に使えるアイテム「ハンガー」
クローゼットの中と言えば衣類が上部をしめるので、ハンガーは必須です。
衣類用のポールが元々設置されていない場合もありますが、その場合は先ほどご紹介した耐荷重が重い突っ張り棒を利用しましょう。
ハンガーも数えきれないほどの種類がありますが、衣類の素材によっては針金ハンガーだと型崩れしてしまう場合もあるので、肩の部分が幅広のハンガーで対応します。
スカートやパンツ用のクリップ付きハンガーも種類があり、一つではなく何連かに連なった物もあるので、一つのハンガーで何着も収納できます。
こういったハンガーは場所を取らずに衣類を収納できるので、クローゼットの中をスッキリさせるにはとても利便性に優れた商品だと言えます。
そして100均で購入できるのも嬉しい限りです。
他にもジグザグになった形や、滑り落ちないように滑り止めが付いた物、プラスチックに木製、スチール製や針金など、本当に沢山の種類があります。
ジグザグの物はネクタイやベルト、ストールのような長い物を掛けて使用できるので、とても便利です。
クローゼットの中を分類して賢く使える収納術・実例
クローゼットの中は衣類は別として、普段あまり使わない物を収納している人が多いのではないでしょうか。
ただ使わないからといって、段ボールに詰めた物を重ねた収納や、隙間に埋めるような物の入れ方ではいけません。
クローゼットを開けた途端に、物が崩れ落ちてきた・・・なんて事にならないように、最初から分類して収納する事が重要です。
使用頻度に比例して、出し入れしやすいようクローゼット手前側に分類して収納するのがおススメです。
逆にあまり使わない季節物は奥にしまっておくといいでしょう。
それでは実際にクローゼットの中を使いやすくした、収納術の実例をご紹介します。
服の収納術「丈を揃えよう」
服をクローゼットにしまう時はハンガーにかけると思いますが、分類してかけていますか?
大抵は夏物と冬物で分けていると思いますが、それだけではなく「衣類の丈」を揃えて並べるともっと使いやすくなります。
例えば床に収納BOXなどを置いた場合、クローゼットの上部をしめる衣類は丈がバラバラだととても邪魔になり、収納BOXの使い勝手が悪くなります。
そのため左右どちらかにロングコートなどを寄せて、長い物から順番に中央へ向かっていくよう丈を揃えるとキレイに収納できます。
そうすると、中央部分が空き大型の物を置けるようになるので、収納BOXを重ねて置く事もできるようになります。
このように衣類も分類すれば、ゴチャゴチャしがちなクローゼットでもスペースが開くので、有効な収納術だと言えます。
布団の収納術「圧縮袋を使おう」
布団の収納は場所を取るので、なかなか大変です。
1人暮らしだと来客用の布団を持っている人も少ないので、そこまで気にする事もないですが、家族が多かったり来客が多いご家庭では、予備の布団や寝具が沢山あり意外にも収納にお待っている人も多いです。
そんな時は「布団圧縮袋」を利用しましょう。
その名の通り布団用の圧縮袋ですが、掃除機さえあれば分厚い布団や毛布もぺちゃんこになってしまうので、重ねてもよし縦にしてもかさばらず収納しやすくなります。
埃やカビからも守れるので持っていて損はありません。
また布団だけではなく、例えば冬物の厚いセーターなども圧縮してしまえば、薄く収納できるので賢い収納術と言えるのではないでしょうか。
ネクタイ・ストールの収納術「滑らないハンガーを使おう」
ネクタイやストールなどは生地がツルツルしていたり、滑りやすいので先ほどご紹介した滑り止めの付いたハンガーを利用しましょう。
もしくは100均で敷くタイプの滑り止めマットやシートがあるので、それを購入し今あるハンガーに巻き付けるだけで、滑り落ちないハンガーになります。
このように滑り止めマットを使用する事で、洋服ハンガーも同様になるので必要に応じて利用してみるのも一つの方法です。
滑り止めマットがない場合は、「輪ゴム」をハンガーに巻き付けるだけで滑り止めになります。
輪ゴムならどのご家庭にも多少はある物なので、誰でも簡単に滑らないハンガーを作る事ができます。
クローゼットの中とはいえ、服を出し入れする時に滑り落ちる事がよくあるので、是非やってみてください。
アイデア一つで不便を便利にするのが、賢い収納術と言えます。
バッグの収納術「メタルラックを使おう」
クローゼットの中にメタルラックを入れてしまうのも余計な隙間を作らない収納方法です。
特にバッグは形や大きさが様々なので、収納に苦労する物の一つで専用の箱などあれば別ですが、大体はそのままか保存袋での収納です。
ブランド物は特に型崩れに注意が必要です。
メタルラックは網状になっているのでそのままバッグを置くと、マチの部分に型が付いてしまう恐れがあるので、100均などで購入できるアクリル板などを敷いて置くといいです。
またバッグ同士が触れて重さがかかるのも型崩れの原因になるので、ブックスタンドをバッグごとに挟んでおくと一つ一つが独立して収納できるので、出し入れもしやすく便利です。
メタルラックはサイズが豊富なので、様々な物が収納できしかも網状なのでフックを利用し、「引っ掛ける収納」もできる優れ物です。
そして自由自在に段の高さを変えられるのも利点で、収納する物を選ばないのでとても便利なアイテムです。
おもちゃの収納術「収納BOX・小」
セット物のおもちゃは箱がある物が多いので比較的収納しやすいですが、そうでない物は形が定まらないので収納BOXに入れてしまいましょう。
その際おもちゃの分類をすると、子供が散らかした時に片づけやすいです。
例えば、男の子用と女の子用、人形と車系、カード類とゲーム機などそれぞれに分けます。
また収納BOXもカラーバリエーション豊富なので、おもちゃによって色分けしてもいいです。
子供のおもちゃは片づけてもまたすぐに散らかってしまうので、クローゼットの手前側に置くといいでしょう。
開けてすぐに片づけられる、という構造を作っておくのが賢い収納術です。
季節物の収納術「収納BOX・大」
こちらも収納BOXを使用しますが、衣替えをした物など季節によって使用頻度が違う物を収納します。
例えば、冬物のセーター類は畳んでも厚みがあるのでどうしても収納がかさばる物の一つです。
しかも何着もだとかなり場所を取ります。
またハンガーにかけると毛糸が伸びて、肩の部分に変な型が付いてしまう事もあります。
大型の収納BOXに冬物をまとめて収納し、クローゼットの奥側に置きましょう。
クローゼットによっては、奥行きがあまりなく狭い物もあります。
そういった収納BOXが入らない場合は、メタルラックや小さい収納BOXもうまく利用する事です。
冬物の衣類は厚みのある物が多いので、ハンガーに掛けてもかなり場所を取ります。
どうしてもダメな場合は圧縮袋に入れて収納しましょう。
賢い収納術で利便性の良いクローゼットを!
クローゼットの中は他人に見せる事はほとんどない場所ですが、それでもキレイにしておきたいものです。
今は片づけや収納に関するグッズやアイテムが溢れていて、それらを駆使して上手に収納している人が増えています。
本やSNS、インターネット上に沢山の斬新なアイデアが紹介され、それをまた参考にし発展しています。
DIYという言葉も当たり前になっている現代ですが、このDIYが流行った事によって様々な事ができるようになりました。
無駄なスペースを有効活用し、賢いアイデアで思わず開けたくなるクローゼットにするのは、あなた次第です。
普段は見せなくても、開けた時に「見せる収納術」というのも、おしゃれだと思いませんか?
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